映画

映画 ワンダー 君は太陽(Wonder,2017)に出てくるいじめっ子は誰?

こんにちは、あゆです。

今回は映画『ワンダー 君は太陽』について調べていきたいと思います。

主人公はある理由で同級生からいじめを受けてしまいます。

主人公をいじめるのは誰なのか

なぜ主人公をいじめるのか?

早速調べていきましょう!

 

『ワンダー 君は太陽』とは

 

僕(オギー)は10歳、普通の子どもじゃない

10歳のオギー・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、普通の子には見えない。遺伝子の疾患で、人とは違う顔で生まれてきたのだ。27回もの手術を受けたせいで、一度も学校へ通わずに自宅学習を続けてきたオギーだが、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は夫のネート(オーウェン・ウィルソン)の「まだ早い」という反対を押し切って、オギーを5年生の初日から学校に行かせようと決意する。
夏休みの間に、オギーはイザベルに連れられて、校長先生に会いに行く。先生の名前はトゥシュマン(マンディ・パティンキン)、「おケツ校長だ」と自己紹介されて、少し緊張がほぐれるオギー。だが、「生徒が学校を案内するよ」と言われたオギーは動揺する。
紹介されたのは、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)、ジュリアン(ブライス・カイザー)、シャーロット(エル・マッキノン)の3人。いかにもお金持ちの子のジュリアンはオギーに、「その顔は?」と聞いてきた。オギーは毅然とした態度をとるが、帰宅してからは元気がなかった。だが、イヤならやめてもいいと言いかけるイザベルに、「大丈夫、僕は行きたい」と答えるのだった。

出典:http://wonder-movie.jp/story/

 

 

人と違う顔で生まれてきたせいで同級生からいじめを受けてしまう・・・。
10歳というとそれなりに大人びた思想を持ち、女の子なら外見に気を使うようになり、おしゃれに目覚める子が多いですよね。そんな多感な時期に自分とは違う・・・となるとどうしたらいいのか分からなくなりますよね。

 

オギー (ジェイコブ・トレンブレイ)

本作品の主人公。トリーチャーコリンズ症候群が原因で顔の形が変形しており、生まれてから27回もの手術を受けてきた。
10歳で初めて学校に行くが、その容姿のせいで同級生から差別やいじめを受けてしまう。

出典:http://hellothailand.work/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8E%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E5%8E%9F%E9%A1%8Cwonder-2017%E3%80%8F%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC%EF%BC%86%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%80%80%E7%94%9F%E3%81%BE/

 

ジュリアン(ブライス・ガイザー)

出典:https://eigaland.com/topics/?p=75437

主人公オギーをいじめていた首謀者。
オギーと仲良くなろうとしていたジャックを無視するように、同級生たちを言いくるめていた。

 

ジャック(ノア・ジュプ)

出典:https://www.pintaram.com/t/%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%97

オギーに学校を案内した生徒の一人。ある日科学の授業で抜き打ちテストの答えが分からずに困っていると、オギーが教えてくれたきっかけでオギーに興味を持ち、友達になろうとするが・・・。

 

なぜジュリアンはオギーをいじめるのか

 

ジュリアンはとても意地悪にオギーをじろじろ見たり、オギーと仲良くなろうとしていたジャックを無視するように他の生徒たちに言います。

確かにオギーの見た目は普通とはいえませんが、普通とはなんでしょうか?

きれい、かっこいい、かわいい、ぶさいく、こわい・・・。

人の容姿をこのような言葉で決め付けて、自分が認めない容姿には罵言罵倒をしてもいいと思ってしまうのが、まだまだ10歳のあどけない少年ですが、やはり人を傷つけるような言葉を投げかけてしまうのはいけませんね。

 

もうひとつのワンダー

 

前作『WONDER』に登場する、
オーガストと出会った3人のそれぞれの物語。
いじめっこジュリアン、
オーガストの幼なじみクリストファー、
優等生シャーロットの物語は、
思いがけない過去や、やさしさゆえの葛藤、
リアルでニガい友情をえがいています。
「続編は書かない」と言っていた作者が、
この物語を書かざるをえなかった理由、それはアメリカで
< DON’T BE A JULIAN ! >(いじめっこジュリアンにはなるな!) 運動が
起こってしまったから。
この物語は、その運動に対する作者からの返事でもあります。

出典:http://holp.jp/wonder2/story/index.html

 

著者であるR・J パラシオさんはワンダー出版後、色々な人に「続編はでないの?」と聞かれ、続編は書かないとおっしゃっていたようです。
オギーたちのその後を、本を読んだ人たちが「こうかな?こうなるかな?」と考えているところに作者であるパラシオさんが「こうだ!」と決め付けるのはしたくないと思ったからだそうです。
オギーたちのその後は書いていませんが、当時のオギー以外のキャラクターに焦点を当てた短編集はお書きになられました。
短編集のお話が出たときに真っ先に書きたい!と思ったキャラクターはジュリアンだったそうです。

 

ジュリアンにはジュリアンが語るべき物語があります。ただ、いじめについて語るジュリアンの物語は、『ワンダー』に入れるべきものではありませんでした。そもそも、自分をいじめる相手の気持ちを理解して思いやるなんて、いじめに苦しむ子がすることではありません。けれども、ジュリアンを主人公にした短編で、その人物像をじっくり掘りさげてみようと思いつきました。ジュリアンに罪はなかったなどというのではありません。これは、ジュリアンをもっと理解するためです。ジュリアンは、たしかにひどいことをしましたが、だからといって必ずしも「悪い子」だということではないのです。あやまちから人を判断することはできません。本当にむずかしいのは、おかしたあやまちを受け入れることなのです。

出典:http://holp.jp/wonder2/q_and_a/index.html

 

ジュリアンにはジュリアンが語るべき物語がある・・・。
ジュリアンがオギーやジャックにしたことは決して許される行為ではありませんでしたが、ジュリアンにはジュリアンなりに心の葛藤があったのかもしれませんね。
機会があれば映画はもちろん、原作も読んでみたいなと思った作品です。

 

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です